2011年 05月 16日
意外に楽しめるぞ富岡製糸場
昨日はいい天気になったのでドライブに出かけました。
ふらっと関越自動車道に乗って群馬県へ。 甘楽の湯という温泉施設で湯を楽しみ、上州豚のとんかつをいただき、最後に世界遺産登録申請中の富岡製糸場を観光しました。 正直、それほど「観光地」として期待していたわけではない富岡製糸場。 だが意外に楽しめた。 昭和40年代まで熊本の我が実家では養蚕業を営んでいた。 なので、なぜ製糸業がそれほど重要な産業だったのかが理解できなかった。 だがこれはとんでもない認識違いだった。 明治維新当時、日本が輸出できるのは絹しかなかったのだ。 社会科の成績は良かったが、そんな歴史は知らなかった。 製糸業が国策で発展したのはそういうことだったのかと納得した。 現在の日本の礎を築いたのはここで働いた女工さんたちであるといっても過言ではない。 歴史をきちんと勉強するととても面白い富岡製糸場跡であった。 [06/May/2013 追記] なぜか、意外にこの記事が人気で読んでくれている人が多いので追記しましょう。 富岡製糸場ではガイドさんがついてくれて数名のグループに分かれて場内を見学します。 ガイドさんの説明を聞くと明治維新後の日本の夜明けがわかります。 あまり事前に情報を持っていない方が楽しめるかと思います。 富国強兵政策の日本にとってこういう人手に頼る産業では労働者の人権も何もあったものではなかった。 過酷な条件下での労働はさぞかしきつかったことだろう。 当時の養蚕業は日本国として一番大事な産業だったということを痛感します。 いかに「蚕」が貴重な存在だったかが理解できました。 だからモスラは正義の怪獣なんだなと勝手に思っております。 ※子供のころはただの「蛾」の幼虫がなんでゴジラより強いのかとても納得できず不思議に思っていました.... 世界遺産登録を目指していた富岡製糸場だが、26日にユネスコの世界文化遺産に登録されることが決定的となった。 「富岡製糸場と絹産業遺産群」という形で登録されるらしい。 日本の近代化遺産が世界的に価値があると認められたことは喜ばしいことである。 報道後、最初の土曜日である26日は2638人と昨年のGW初日の2.7倍の観光客が詰め掛けたという。 これからもっと観光客が増えることであろう。 そうなるとガイドのボランティアさんも数が足りなくなって十分な説明ができなくなるかもしれない。 あるいは質の低下も懸念される。 いいときに観光に行ったかもしれない。 なぜか全国的には知名度が低い北関東三県であるが、群馬県にはたくさんの温泉のほか、意外に観光地も多いのでこれで知名度アップとなるかな。 三陸鉄道ばかりが取り上げられるけど、地方私鉄はどこも青息吐息。 高崎から富岡を経て下仁田町まで結んでいる上信電鉄の路線も赤字が続いているという。 これで上信電鉄の利用も増えるかもしれませんね。 どうせなら高崎でレールもつながっているのだから横浜から渋谷・新宿・池袋を経て富岡まで観光特急列車を走らせるべきだ。 ただ練馬区の我が家からだと関越自動車道ですぐ行けるから車のほうが便利だけれども。
by rs422a
| 2011-05-16 21:40
| sightseeing
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