人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Top
ホーク画像
スキンを変えてみた。
今までスズキの超マイナー車種GSX550LとGS400Lだったのだが、今回はホンダのマイナーモデルを選んでみた。
ホーク画像_c0055552_2137586.jpg

右下段のCB400T初期型画像はHAWKⅡの初期モデルである。
4気筒のCB400Fが生産中止になり、後釜に出てきたOHC2気筒のモデルだ。
1977年発表当時からスタイルは芳しくなかったのだが、クラス最高の40PSという出力を持つホークエンジンが評判を呼び人気モデルとなった。
もっとも1978年の月刊オートバイ誌の人気投票ではスズキGS400に敗れて2位だったけど。

右中段はCB250Nである。
これはHAWKⅢ CB400Nの250cc版である。
アルミホイール仕様の400と違い、鉄ホイールだったので250ccと排気量は少ないのに車重が400より重いというお馬鹿なモデルであった。

右上段はCB400A ホーク・ホンダマチック
好評だったHAWKⅡ CB400Tのミッションをオートマチックにしたというもの。
2014年の現代であればオートマチックミッションは人気が出そうな気がするが、1978年の時代では見向きもされなかった。

真ん中に位置するのはCM400Tというホークエンジンを搭載したアメリカンモーターサイクル。
それもほとんど市場に出回っていないと思われる後期型。
そもそも40PSとパワフルなホークⅡに段差シートと大アップハンドルをつけただけのお手軽アメリカンモデル。
タンク容量がわずか9リットルしかなかったのが痛かった。
同じホンダのGorillaと同じ容量しかないんだもの。
スタイルもそれほどアメリカンとして完成されておらず初期型のまあまあなグラフィックでも不人気モデルだった。
この後期型は横から見ると黒一色。実際はタンク上とサイドカバーの一部に赤ラインがあるのだが目立たない。
全く売れなかった模様である。

最後は左端のSuper HAWKⅢである。
HAWKⅡをヨーロピアンスタイルにしたHAWKⅢ CB400Nが好評であったが、4気筒のカワサキZ400FXが登場するとCB400Nでは太刀打ちできないと判断され、パワーアップしたのがこのモデルである。
当時、400ccでは4気筒よりも2気筒の方が性能が上というメーカー側の判断があった。
実際、ホンダはクラス唯一の4気筒モデルCB400Fを生産中止してまで2気筒モデルのCB400Tに切り替えていたのだ。
しかし市場の要求はホンダの思いとは別に400ccで4気筒モデルを欲していた。
そんな市場の要求にまったく答えていなかったのがこのCB400Dである。
低いハンドルでいかにも速そうな美しいスタイルを誇ったCB400Nに対して見たとおり、アップハンドルに見えてしまうジュラルミン鍛造の本格セパハンを搭載。
お金はかかったようだが、結果的にスポーツ志向を大いにスポイルしてしまった。
サスペンションにはセミ・エアサスを装備。これまたお金がかかっている。
ブレーキはトリプルディスクブレーキにデュアルピストンキャリパーをおごっている。
こんなに贅沢な装備をしてしまったおかげでお値段の方も4気筒のZ400FXと同じ金額になってしまった。
これじゃあ売れません。
一般人には首の骨が折れるほどそっぽを向かれてしまった悲運なモデルであった。
一度ホンダ熊本で試乗させてもらったが、これだけの装備がおごってあるのだもの。
素晴らしい走りと超強力なブレーキでとても気に入った。値段さえ考えなければね。
それまでキックペダルも装備していたのに急にセルオンリーになってしまったのも一般市場での反感を買った模様。
70年代のオートバイはまだまだバッテリーがあがることも多く、いくら普段はセルオンリーしか使わなくてもキックペダルがある安心感が欲しかった時代だったのだ。
by rs422a | 2014-11-10 21:36 | MotorCycle | Trackback | Comments(0)