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AKAIブランド消滅
小寺さんのブログによると「AKAI」ブランドが消えるようだ。
赤井電機が倒産したあと、受け皿のアカイプロフェッショナルエムアイという会社もとうとう行き詰まり、破産という状況らしい。

赤井電機の名前を知ったのはホームビデオの大戦争中。
VHS陣営は日本ビクター、松下電器、日立製作所、シャープ、三菱電機とそうそうたるメンバーが名前を連ねていた。
そこにもうひとつ「赤井電機」という聞きなれないメーカーが載っていた。
実際にAKAIブランドのビデオデッキを目にしたのはHi-FiビデオVS-X10である。

Hi-Fiビデオ黎明期の品である。
実はこの製品が登場する数ヶ月前、私は赤井電機にテープデッキのカタログ請求をしていた。
その中に「アカイブランドのビデオデッキを見たことないのですが発売予定はないのですか?」という手紙を同封していた。
すると赤井電機は律儀にカタログと共に「秋にHi-Fiビデオを発売予定です」という手紙を送ってきてくれた。
たいへんうれしかった。
結果的には当時のビデオデッキは高額すぎて学生の身分である私はアカイのビデオデッキは買えなかった。

アカイブランドとしては二製品購入経験がある。
ひとつはAVアンプ。
なぜか白黒のモニター画面つきのアンプである。
ただのゲテモノに近いものだが、格安の在庫処分品なので購入していたのだ。
UHFブースターも内蔵していたので意外に便利に使えていた。
もうひとつはDVDプレーヤーDV-P1000。
AKAIブランドのDVD初号機である。
初号機だけにいろいろ不具合が多く、メーカー改修も受けた。
いろいろあって手放すことにした。
現在ヤフーオークションに出しているが誰も入札しない。
誰も買い手がなければごみとして捨てることになるだろう。

いずれの製品も現役を退いている。
「AKAI」のロゴはかっこよかっただけに、ブランドが消えるのはまことに残念である。
by rs422a | 2005-12-14 23:48 | Audio&Visual | Trackback | Comments(2)
Commented by takagariyama at 2005-12-17 00:13
こんばんは。
AKAIと言えばサンプラーでその名を記憶してます。
とうとう終わってしますのですね・・・残念。

民生オーディオではもはや食えない?
いくつものメーカーが消え、合併したりして、日本のオーディオ業界はなんともお寒い状況になったもので。
今、このジャンルは中国が熱い様ですね・・・
Commented by rs422a at 2005-12-17 21:53
民生用オーディオは日本ではもう生き残れないと思います。
パソコンとポータブル機の貧弱な音でも大多数の人は満足できている用ですから。
趣味としてのオーディオは絶滅したと思っています。
中国に限らず、日本以外の国々でオーディオ・ビデオ機器を製造するようになってコストは下がりましたが性能も下がってしまったのが残念でたまりません。
今、大人用に昔の大型ステレオラジオカセットを発売すればけっこういけると思うんですけどねえ....