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謎の製品、東芝825LL
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知人の業務用ノートPCが壊れたということで購入相談が入り、土曜日に買ってきた。
東芝dynabook CX/825LLである。
カタログはおろか、Webにも記載がないモデルである。
このモデルはCX/835LSからMicrosoft Officeを外した量販店専用モデル(→これはウソの情報でした 理由は後述)である。

とにかく無駄なソフトがほとんど入っていないのがいい。
Windows XP Home Editionと、おまけソフトがすこし。
CPUはCeleron M 410(最初420と書いていましたが410の誤りでした)
メモリーは最初から512MBついている。
ディスプレイは14.1型1280x800液晶。
HDDは60GBと十分な容量だ。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載している。
Wireless LANはついていないが、使わないからいらない。
メモリーカードスロットも無いが、使わないからいらない。
普通のPCカードType2スロットがあるからWLANもここにカードを入れれば使える。
USB2.0が3端子ついている。

この内容で10万円を切る販売価格だ。
Microsoft Officeが不要なら実にお値打ち品だ。

セットアップを開始する。
東芝のサポートページへ行って最新モジュールを検索してみる。
正直言って東芝のサポートにはあきれた。

8月7日現在、3件がヒット。
・06/06/22 dynabook CX/8 サウンドドライバのアップデート
・06/07/12 TOSHIBA Virtual Soundのアップデート
・06/07/12 dynabook CX/8 BIOSのアップデート
検索して出てきたのだから、当然825LLに適用するものかと思ったら、そうではないものが出てきている。
このPCには「TOSHIBA Virtual Sound」なるソフトは入っていない。
BIOSも適用外だ。
結局サウンドドライバだけ適用した。
公式ページなのに、なんというマヌケなサポートなのだろうか。

ソニーVAIOシリーズのサポートページではモデルを検索すると、そのモデルに適用可能なモジュールしか出てこない。
これが当たり前だ。
東芝はそのモデルに該当しないモジュールもなぜかヒットする。
検索している意味が無い。
シャープのサポートページも機種に関係なく最新モジュールの羅列しか出てこない(今は改善されたかもしれないがWindows Meモデルの時代はそうだった)。
これはひどい。
このモデルを買うのは初心者が多いと思うが、これでまともにパッチが適用できるのだろうか。
サポートページの親切さは
 ソニー>>>>東芝=シャープ>デル
だと思う。

8月7日、東芝から新型dynabookが発表された。
CXシリーズも新型になった。8x5から9x5へと型番が代わった。
825LLが大幅値引き販売されていた理由はモデルチェンジを控えていたからだったのだ。
ところが835LSの後継機である935LSの内容を見てびっくりした。
違いはCPUだけのようだが、新型935LSのCPUはCeleron M 410となっている。
おいおい、835より性能落ちているじゃん。
秋葉原のパーツ売り場でもCeleron M の420と410とでは420の方が数千円高い。
これでは8x5シリーズの方がずっとよい。
ますますよい買い物ができたと思った。
935LSの予想実売価格は15万円前後ということで、8月下旬発売らしい。
もしノートPCを探している人がいたら速攻で東芝8x5シリーズを抑えたほうがいい。
Microsoft OfficeはなくてもOpenOfficeを使えばただで済む。
とにかくDVDスーパーマルチドライブが付いて512MBメモリーでHDDも60GBなどというスペックのノートパソコンが10万円以下なんて今だけだろう。

[8/15追記]
ヨドバシカメラに専用カタログがあったのでもらってきた。
CPUは835とは違ってCeleron M 410であった。
ヤマダ電機の店員は「835のOfficeなしモデル」と説明していたが大嘘じゃないか。
まあ店員の知識なんてこんなものだろうからしかたないか。
by rs422a | 2006-08-07 23:59 | mobile IT | Trackback | Comments(0)