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悲惨なレギュラーシーズン先発投手陣を振り返る
144試合を先発投手別に振り返ってみる。
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涌井は27試合に先発。
15勝11敗1分という内容。
しかし、パシフィック・リーグ相手だけに限ると11勝10敗1分と、勝ち越しはわずかに1個
言うまでもなく、この涌井の不調がリーグ制覇できなかった原因である。

帆足も27試合に先発。涌井同様、一年間フルに働いた。
17勝10敗と、7個も勝ち越しがある。
パシフィック・リーグ相手だけに限ると15勝7敗だ。
本人の成績は12勝止まりだが、帆足が先発した試合の方が涌井先発試合より勝率がよいのだ。

許銘傑は20試合に先発登板。
9勝11敗。パシフィック・リーグ相手だけに限ると7勝11敗。
まあ今シーズン、まったく戦力として考えていなかった投手だけにこの成績は予想外に頑張ったと言える。
ピンチで二死まで取るものの、そのあと必ず打たれてしまう印象が強くてどうにももどかしかった。

石井一久は18試合に先発登板、10勝8敗。
パシフィック・リーグ相手だけに限ると8勝5敗。
途中離脱していた割には意外に立派な成績だ。

岸は16試合に先発登板。11勝5敗。
パシフィック・リーグ相手だけに限ると8勝2敗と6個も勝ち越し。
離脱していた期間が長かったのにこの数字は驚きだ。
返す返すも岸の離脱が痛かった。

西口は12試合に先発。すべてパシフィック・リーグのチームが相手。
5勝7敗と不調だったものの、終盤の大事な場面で3勝をあげてくれたのはよかった。
年俸額からすると物足りないけどね。

平野は11試合に先発登板。4勝7敗。
この人もシーズン前にはほとんど戦力として考えられていなかったけど、あいつぐ主力離脱でチャンスが巡ってきた。
そのチャンスをつかんだとは言えない成績だが、これまでの実績を考えたらよく頑張ったとも思えるか。

野上は見ての通り。とりあえず先発させてはみたものの、芳しい成績ではなかった。

大沼の衰えっぷりは悲しい限り。
その割に先発した3試合はすべて勝っているのが不思議だ。
特に千葉マリンで成瀬相手に勝ったのは大きかった。

田中と武隈はまだまだだね。


続いて相手チームの先発投手別に見てみよう。
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ソフトバンク相手にはわかりきっていることだが杉内投手に大苦戦。
それ以外のピッチャーはほとんどが打ち崩している。

ロッテ相手にはよく負けた。
打ち負ける展開が多いのだが唐川や渡辺俊を打ちあぐんだのがいけない。

日本ハムは延べ12人も先発投手がいる。
対戦経験が少ない投手が多く、幻惑されてしまったのが敗因か。
ダルビッシュ相手に1度も勝てなかったのが痛い。

オリックス相手でも金子に0勝5敗したが、木佐貫に5勝0敗と取り戻しているのがよかった。

楽天相手にはなぜか岩隈は打ってはいるのだが、他の投手の時になかなか打てないことも多かった。
by rs422a | 2010-10-03 10:52 | SEIBU-2010 | Trackback | Comments(2)
Commented by kintyre at 2010-10-03 13:47 x
こんにちは、このデータ重要ですね。
個人の勝敗より、その日のチームの勝敗の方が大事ですからね。
涌井登板試合で勝率がこんなに悪いとは知りませんでしたし、逆に、帆足は降板後に救援投手が打たれて本人の勝利が消えたケースもありましたね。それと岸の高勝率は立派です。

杉内に2-3で和田には4-1ですか。杉内登板と言えば細川の大爆発が思い出されるのと、和田には佐藤友という大学時代以来のキラーもいますからこう言う成績なのかな?
その他では金子千やダルなどのオールスター級のエースに全敗は情けないな。ダルには西武ドームで勝てるチャンスあったんですけどね。
Commented by rs422a at 2010-10-03 21:54
★kintyreさん
私も集計してみて涌井先発試合の勝率の低さに驚きました。
なんとかポストシーズンに復活してもらいたいです。
ちなみに帆足は西口とともにポストシーズンで一勝もしたことがありません。
今年はぜひポストシーズンで勝利を挙げてもらいたいですね。
岸も本来の調子を取り戻してくれることを祈ります。

ダル、金子対策は来年の課題ですね。