2007年 11月 10日
薄型テレビの能力を引き出す”音”
ITメディアにおもしろい記事が載っていた。
テレビの音に関する記事である。 音声多重放送が始まった頃のテレビはブラウン管の左右にスピーカーが配置されていた。 サザエさんの磯野家に置いてあるようなテレビだ。 画面を見る人間の耳の位置に近い場所にスピーカーがあるので、なかなかいい音を再生していた。 我が故郷の熊本の実家で初めて買った音声多重放送対応テレビはFMラジオチューナーも内蔵していた。 それくらい音質には気を遣っていたのである。 事実、このテレビはなかなか音質はよかった。 ところがその後のブラウン管テレビも大画面化が進むに連れてスピーカーの位置が画面下や背面に押しのけられてしまう。 これではいい音など望めるわけが無い。 現在の薄型テレビでも同様の現象が起こっている。 ソニーのXシリーズではまだ画面の左右にスピーカー(ツィータ)がついているからかなりいい音で鑑賞できる。 我が家のKDL-40X2500はいい音だ。 安価なVやJシリーズでは見た目重視で画面下部にスピーカーが着いている。 やはり画面横にスピーカーが無いとステレオ感は再現できないのだ。 たぶんブラウン管時代と同様に画面を大きく見せるため、スピーカーの位置は冷遇されていくと予想される。 音質重視の大画面テレビならスピーカーの位置に注意して選んだ方がよさそうだ。
by rs422a
| 2007-11-10 22:34
| Audio&Visual
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